映画ブログでおナス。

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フィルマークス始めたので映画の話しません。

無職日記 #DAY12

今日は勉強をすると決めていたのでスーパーへの買い物以外に外出の予定がなかった。近所のスーパーは二階建てで、上の階に上がると焼き芋のかぐわしい香りが漂っていた。だが私の目的はチョコなので、迷いなくお菓子コーナーに向かった。

すると私の1/3ほどしかない小さな女の子とそのおかあさん、おばあちゃんがいた。最近原因不明のチョコレート食べたい病のせいでよくお菓子コーナーに行くのだが、だいたい子どもとその親がいる。そして子どもはたいてい何故か意味不明なものを欲しがり、親に却下されている。それを見るたびになんか笑ってしまうがマスクをしているのでセーフ。今日の子どもはえげつないメンソ―ル系のガムをねだって、案の定「いやそれスース―でからいから」と爆速却下されていた。代わりに母親がうまい棒のコンポタ味を差し出していてそれも意味わかんねえなと思った。うまい棒ってわざわざ買うもの?買うものか。

焼き芋が諦めきれなかった私は、焼き芋コーナーに戻り芋を吟味していた。「なんか丸っこい芋ばかりで食べにくそうだなあ。」などと考えていると、先ほどの親子のおかあさんに声を掛けられた。勝手に観察していたのがバレるはずもないのだがドキドキした。どうやら私が芋に夢中になりすぎてマイバッグを地面に落としていたようで、それを拾って渡してくれた。会話をしたことでその親子を人間として認識してしまい、勝手にジロジロと人生の一部を観察したことに対する罪悪感が生まれた。そんなこんなで勝手に大変気まずい気持ちになり、それ以上スーパーを徘徊するのはやめてさっさと会計を済ませて帰宅した。

そして今日は先日から壊れていた掃除機が気になる日で、ヘッドが外れないか試行錯誤しては諦めを繰り返していた。症状としては、ヘッドを外してハンディクリーナーとして吸う分には吸引力があるのに、ヘッドを取り付けると心地よい春風程度の風量になってしまうというものだ。ということはヘッド部分に問題があるに違いないから分解したいのにうんともすんともしない。説明書にもなんにも書いてない。

当該事象について、保証期間内だというのにメーカーは買った店舗に相談してくれというし、オンラインで買ったので最寄りの店舗で話をきくと基本持ち込んできてくれとのことで、「重いし遠いし持ってけないよ!」と申し上げたところ、出張サービスはあるものの、その対応だと保証期間だろうとなんだろうとお金がかかるというのだ。しかも調べたら出張をお願いするともろもろ込みで最低2万円はかかるらしい。保証期間内なのに!?チンピラの所業としか言いようがない。たまにコントラバスとかでっかい楽器を持って電車に乗っている人いるけどあんな感じで掃除機を抱えていれば案外目立たないかな。いや私だったらめちゃくちゃ気づくよ。

もともとこの掃除機はこの官能的な曲線美に惹かれて購入した。たしかにあまり性能には着目していなかったけれども、最低限の機能は担保していてほしかった。正直言ってオブジェを買ったつもりはない。それに掃除機にしては美しいが、芸術品にしては物足りなさすぎる。突如として用途不明の異物と化したこれとまた明日も過ごさなきゃいけないと思うと少しだけ憂鬱になる。

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