映画ブログでおナス。

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フィルマークス始めたので映画の話しません。

無職日記 #DAY47

今日はバイト最終日だった。こういう時人にあいさつするのとかめんどくさくて最低限の人にだけ話すような形になってしまい、辞めるってきいたよ!と言われてやっとお世話になりました的なのほんと良くないと思う。私ごときが辞めるなんて相手にとってどうでもいいことだという前提があるためになかなか積極的に挨拶に行けない。自分を守るために失礼な奴になるのとても良くない。

本来の業務に着けたのは最後の一週間くらいだけだったが楽しかった。バイトの応募を受けて日程調整をする業務を担当していたのだが、バイトに応募してくる層が比較的若く、高校生~専門学生・大学生がボリュームゾーンなので春休みなので初めてバイトをするぞ!という子を相手することも多かった。

なかには電話越しなのに「こんにちは!」と元気よく挨拶してくれる子や、「あのぉ、バイトすることについて顧問に聞いたらダメって言われてぇ…」みたいにいろんなことを全部話してくれる子、いちいち話の度に「へ、えへへ…」と照れてなかなか話が進まない子などなどみんなかわいすぎて「こんにちは♡」みたいな対応をしながら「おかあさんの作ったご飯もりもり食べて、生きるということに対して漠然とした不安を抱える事もなく夜はぐーぐー寝てるんだろうなあ」などと考えて勝手にほっこりしていた。

バイト先の社員さんはみんな優しくて涙が出そうだった。最近はなんか色々起きていたようだったけどいろんな社員さんがかわるがわる現れて相談しているのがなんか良いなあと思った。私がいた部署の偉い人は、早々にバイトを辞めてしまった私なんか適当に扱えばいいのに深々とお辞儀をして見送ってくれた。見習おう。

こんな仕事だけしていれたらいいけど、そういうわけにもいかない。バイト仲間の人に「なんでそんな辛い仕事したいんですか?」ときかれ、特に深く考えずに「ドMなんでしょうね」と答えたら納得された。その人の彼氏も同業で、ドMだから一定の説得力を持って言葉が伝わったようだ。

あんまり考えずに答えたけど、ほんとにそれでしかないかもしれない。我慢して我慢して我慢したあと解放されるという流れでないと快を感じないからそのために辛い思いをしたいのだろう。とはいえ辛けりゃなんでもいいというわけではなく、それを達成することによってなんらか価値が生まれるものに限るわけだけれども。

でも辛いことって本当に辛いからほどほどでお願いしたいところだけどやってみないと分からないから、ひたひたと迫る入社日を布団かぶって待つしかない。私が世界一嫌いなホラー映画では掛け布団を覗くとそこに小さな男の子がいる。勘弁してよ。